おいてけぼり
物忘れがひどい。昨日の弁当はおかずのみになってしまった。
朝、炊いたごはんを確かに弁当箱に詰めて梅干しを乗せて昆布の佃煮をパラパラ
フタを閉めるまで少し覚ます。そのまま忘れた。
ランチトートバックが軽いなっと思った時に何故、気付けない?
今日は今日で食べるのを忘れた・・・卵焼き。
温かいモノと冷たいモノを分けて詰めたのがアダになったせいだけど何故、思い出せない?
単調すぎる毎日に正気が失われつつあるみたい。こころの琴線に触れてくる刺激や
インスピレーションにブレーキを掛け過ぎているせいだと思う。
興味の無いことには徹底して知らんぷりを決めこめる私だけど、
あれもダメ、これもダメ。と自分に言い聞かせすぎてる。状況が状況だけに無理からぬかっ。
明日からゴールデンウィークなのに大阪にあるお墓詣り以外に予定もない。
私を突き動かすモノは何だったか?思い返すまでもなく、それは旅だ。
一人でアメリカを旅した時のような気持ちを取り戻したい。
できるかできないか?ではなくて“するかしないか?”だった頃の躍動感。
もし私が一流企業に勤めていたとしたら、そろそろ定年だ。
年金確保まで面倒を起こさずに無難に生きながら、第二の人生をあれやこれやと計画を立てる頃。
ある先輩は、ちょうど今の私の年齢の頃に古民家に憧れて、移住を決心し、
土地を探しあて、次に棟梁を探し出し、設計図作りなんかも勉強して参加しながら
終の棲家の建築の間中は近くにアパートを借りて完成までを記録し続け、東屋ま…