あの時の無知を後悔し続ける…(長文です)
2年間も少女を監禁した寺内被告の初公判
ニュースだけでは知り得る情報はすごく少ない
かと言って、パソコンで関連記事を追いかけることなんかもしない
けれど
弁当を食べながら『情報ライブミヤネ屋』を見ていて知った経緯の中の事実
監禁部屋から付近の公園へと抜け出してみた、たった13歳の少女が
混乱する意識の中、勇気を振り絞り、公園で遊ぶ親子に
「あの、ちょといいですか?」と声をかけたところ
「今、忙しい」と断られた事実があったこと。
そして数日後にもう一度、今度はお婆さん風の女性に・・・
その結果も同じように「どうしたの?」とは聞いてもらえなかったと。
私には40年以上も「あの時はゴメンなさい」と後悔し続ける場面がまた、鮮やかに蘇る。
高校生で夏休み・・・目的地へと少しでも涼しい日陰を選ぶように人影少ない路地を歩いていた時
前から来た一人の男性が無言でグングンと目の前に迫って来る。
「また、ナンパ?」と思った私は、そのまま逃げもせず、除けもせず
右手の掌で相手の肩を軽く突いて、その男性の方に道を譲らせるように
得意の『正面突破』をやってのけたつもりだった。
それから数年が経った頃、市バスの運転席に『筆談でお答えします』の張り紙。
ハッとした・・・
あの場面を必死で思い返してみる
運転免許証のような小さなカードかなにかを手に持っていたような気もする・・・
「あぁ~ごめんなさい。ほんとうにゴメンナサイ。」
なにかで困っていたのに、声を発する事ができない…