不機嫌を吹き飛ばした一言
若い頃は体力も気力もあって旅費を節約するために
大阪⇔ハワイを韓国経由や成田経由を利用することも多々あった。
『行きはよいよい。帰りは恐い』“とうりゃんせ”の歌のごとく
出国はワクワク感MAXの上機嫌に免税店でショッピングを楽しめたり、フライト時間も短い。
一生の内、たった一度のハワイ旅行と決め、旅程に贅を尽くした人なんかは
現地でのアレやコレやを記憶に留めて『満足じゃ~』と帰国復路の途に着くでしょうが。
私の帰国復路はてぇ~と・・・どよ~ん。
空港でフローズンヨーグルトを「コレが今年最後かぁ~」としみじみと食べるのが唯一の楽しみ。
朝、起きてほんの数時間でフライト。眠った以上に眠れない長~く窮屈なフライト時間。
成田到着後の待ち時間は免税店で時間を潰すことさえ出来ず・・・
(出国エリアと入国エリアは別で免税店の前すら通らない)
待合では皆が言葉少なく不機嫌にダラ~ンと腰を掛けたり、横になってたり・・・
30年以上も前、伊丹空港行きの便を超~不機嫌に待つ成田空港待合室。
ビジネス出張の帰りなのか?バッチリとスーツを着た二人組の男性。
静寂を破るかのように缶ビールを開けて話し出した。
「しかし・・・やっぱりJALやなぁ~」
→私の心の中の声・・・オッサンほどJALのおねぇ~さんが好きやもんなぁ~
「NW航空?…皆、デカイ身体で上からのしかかるように喋りよる」
→私の心の中の声・・・あっ、同じ便に乗ってたのかぁ~
「Would you like…