トイレの神様
子供の頃、正直に言って自分の母親のことを
「ものすごく頭の悪いお・ん・な」だと感じていた(今では確信)
そんな母親でさえも「トイレには神様がいる」と、よく言っていたものだ。
なんでも・・・正式名称(?)を
烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)と呼ぶそうで
不浄を焼き尽くす神様であらせられる・・・だそうでございまする。
“棚ぼた”的幸運をはじめ、クジ運なんかはハナから見放されている人生。
子供の時からお金は自分で稼ぐものだと妙~に悟っていたし
私の身の廻りで高額宝くじに当選した人達は
到底、尊敬できるような心根を持つ人々ではなかった(たまたま私の廻りだけでしょうけど)。
ならば・・・高額宝くじ当選が、慈悲深い神様のもたらす結果なのだとしたら
神様って見る目が無い!・・・(バチあたり!)
神様にお会いするためには礼節を尽さねばならず
身体を清める、二礼二拍手一礼など、国によってバラバラな細かな作法とか
そもそも・・・会いにやって来たことを鈴を鳴らして知らせなければならぬような
ものすご~く遠いところにある存在だ。
そんな遠いところの神様を呼び出して得手勝手な“おねだり”をするより
「肌を出さない」とか「手を洗って口をすすぐ」とか言わない
『どぉ~んと来い』的な身近な神様がトイレに居るのだとしたら?
毎日、生活を共にするように「今から、お背中流します」といって掃除をし
♪神様、お肩をたたきましょ~♪タントンタントン・タントントンと歌いながら
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