家路を急がねばならなかったある日。
もうすぐ目的地に到着って頃に
母親発見!
私が乗っているバスと曲がった腰で歩くボケ母とが
ちょうどスレ違う場面。
あ、あ、ありえへんっ( ゚Д゚)
母親の歩く歩道とは反対側の座席に座る私を
めざとく見つけたコトにもビックリだし
ニコニコと手まで振っているではないかっ!
普段なら目と目が合っても知らんぷり💢だったり
片手をスッと上げたでけで✋無言のまま💧通り過ぎて行ったり
コノミヤで待ち合わせても、ほんの一瞬、一瞥をくれただけで
サッサと自分の買いたいモノにまっしぐらな母親がっ・・・
バスから降りた私に向かってなんとも愛想の良ろしいこと。
これはなにかの前触れかっ?
最後の一閃(いっせん)ってやつですかっ?
(消えゆくローソクの光が一段と明るく燃える時のこと)
あにはからんや、、その答えとは・・・
いつものように父②から「これは娘さんに」と預かった
トミーズのあん食を母が見てしまったってこと。
母親の意識の中に入り込んだ全てのモノは
自分以外には触らせない。持たせない。
たとえ、それで、、両手が塞がってしまって
歩行が危なかっしい状態になろうとも・・・。
他人様から見れば、、
すっかり腰の曲がった老婆の横に
シャキッと立ってる家族が老婆に荷物を持たせてる図式の完成。
どんなに言って聞かせようが無理なモノは無理。
そしてその日は
この母親と私とのブツの渡し方。
玄関のドアノブに吊り下げて来たばかりだったってこと。
よ~するに、、
このあん食が欲しくて欲しくてたまらんのです。
いつだって
父②の気持ちを汲んだ分だけ自分に取り置いて
そのほとんどをお母ちゃんにあげてるのに。
自分が食べてしまったら記憶から抜け落ちる。
自分以外の誰かが、これから食べると思うと
気になってしょ~がない。ってことで覚醒タイム続行中。
知り合いの施設ヘルパーさん(男性)が、いつも言うのは
女性の場合、最後まで残るのは物欲なんですって。。。
いつだって「盗られた。盗まれた。」と騒ぐのは女性だそうです。
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